腎センター 多発性のう胞腎(ADPKD)の当院での診療状況を掲載しています

多発性のう胞腎とは

 多発性のう胞腎とは、腎臓に多発性にのう胞を認める疾患で、時間とともに腎臓の機能が悪くなる疾患です。遺伝子の異常によりのう胞が拡大し、正常組織が減少することがその原因とされています。診断にあたっては、多発性のう胞腎の家族歴、腎のう胞の数(超音波検査にて一個の腎臓に三個以上、など)で診断を行います。

 多発性のう胞腎についてよくわかるサイトをご紹介しています. 

  → ADPKD.JPトップページ
  → ADPKD.JP当院(JCHO仙台の特集ページ)                         

トルバプタン導入にあたって

 多発性のう胞腎ののう胞増大抑制が期待される薬剤(トルバプタン)は、入院下での導入が定められています。
 トルバプタンは利尿薬としても使用されており、服薬により尿量が増えます。そのため脱水症状を防ぐため、尿量や飲用量の確認が大切です。
 入院中に副作用の有無の確認や、服薬上の注意点などの指導を行います。また、栄養士による食事療法の指導を行います。

トルバプタンとは

 多発性のう胞腎はのう胞が増大することで腎機能が低下していきます。
 トルバプタンは、のう胞増大に関与するバソプレシンの働きを妨げ、増大速度を抑える効果がある薬です。継続して服用することで、のう胞増大スピードを抑え、透析となるまでの期間を延ばすことが期待できます。

ご紹介の流れ

 多発性のう胞腎が疑われ、当院へご紹介いただく場合、来院時にじっくりお話をさせて頂くため、地域医療連携室を通じてご紹介してください。

統括診療部長 佐藤 壽伸
統括診療部長 佐藤 壽伸

 → 病診連携業務の窓口

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