泌尿器科

診療・各部門

泌尿器科

対象疾患

  • 泌尿器癌 : 前立腺癌、腎癌、腎盂癌、尿管癌、膀胱癌など
  • 尿路結石 : 腎結石、尿管結石、膀胱結石など
  • 排尿障害 : 前立腺肥大症、過活動膀胱、頻尿、尿失禁など
  • 尿路感染症 : 膀胱炎、腎盂腎炎、性器感染症(男性)など
  • 検診での以上指摘 : 尿潜血、血尿、PSA異常、水腎症など
  • その他 : 男性更年期障害、勃起障害、

 

診療科について

診療科について

泌尿器科では5人の常勤医が在籍し、泌尿器がんや尿路結石、尿路感染症、排尿障害などを中心に幅広く泌尿器科疾患に対応しています。高齢化に伴い泌尿器癌や排尿障害などの泌尿器科疾患が急速に増加しており、泌尿器科医へのニーズも年々高まってきています。泌尿器科疾患による症状や治療はその方の日常生活に大きく影響するため、それぞれの患者様の健康状態や生活様式、ご希望などを尊重しながら、一番適した治療をご提案できるよう心掛けています。

【特色】

手術

泌尿器癌や尿路結石、前立腺肥大症などに対して腹腔鏡手術、開腹手術、経尿道的手術を積極的に行っています。特に腎がんや尿路結石に対する手術は件数が多く、低侵襲手術や機能温存に努めています。2024年からはダビンチによるロボット支援手術も開始しました。前立腺がんに対するロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘術を中心に、これまで以上に制度が高く患者様のQOLを損なわない手術を行っています。

がん薬物治療

腎がんや腎盂尿管がん、膀胱がん、前立腺がんに対する抗がん剤治療も積極的に行っています。近年では従来の抗がん剤に加えて、分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害薬を組み合わせた治療が中心となっており、当科でも最新の抗がん剤治療を行うことが可能です。また東北大学病院と連携し、前立腺がんにおけるBRCA遺伝子の発現の有無など、遺伝子解析の結果に基づく治療提案も可能です。

結石治療

尿路結石にたいしては対外衝撃波やレーザーを駆使して治療を行っています。経尿道的な結石手術が中心ですが、大きな結石に対しても、限られた施設でしか実施されていない経皮・経尿道同時内視鏡手術(Endoscopic combined intra-renal surgery:ECIRS)を行っています。

排尿障害

前立腺肥大、頻尿、過活動膀胱、尿失禁など排尿に関する問題を抱えた患者様の治療や指導を行っています。薬物療法や手術に加えて、日常生活の注意点や生活スタイルの指導なども行っています。

医師紹介

担当医師

三塚 浩二 (泌尿器科診療部長)

卒年平成9年
専門領域尿路悪性腫瘍、前立腺癌、尿路結石症、腹腔鏡手術
認定資格日本泌尿器科学会専門医・指導医
泌尿器腹腔鏡技術認定医
ダビンチ手術プロクター認定医
がん治療認定医(日本癌治療学会)
日本泌尿器科学会代議員
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会代議員
日本老年泌尿器科学会評議員
臨床研修指導医・責任医師

林 夏穂(泌尿器科医長)

卒年平成19年
専門領域泌尿器科一般
認定資格日本泌尿器科学会専門医・指導医        
ダビンチ手術certificate取得    

石塚 雄一(泌尿器科医師)

卒年平成22年
専門領域泌尿器科一般・排尿障害
認定資格日本泌尿器科学会専門医・指導医         

千葉 大豪(泌尿器科医師)

卒年平成29年                    
専門領域泌尿器科一般
認定資格日本泌尿器科学会専門医         

山下 麻衣子(泌尿器科医師)

卒年令和2年卒                   
専門領域泌尿器科一般
認定資格         

外来担当医表

泌尿器科外来担当医

担当医師三塚 浩二
山下 麻衣子
林 夏穂
石塚 雄一
石塚 雄一
山下 麻衣子
三塚 浩二
増田 博
林 夏穂
増田 博

【注意事項】
・新患の方は11:00まで受付(完全予約制)
・各担当医は出張等の諸事情により変更になる場合があります。
・新患は当日の新患担当医が診察します。

診療実績

診療実績

・1日平均入院患者数:30~35人程度
・年間延べ入院数:
・全身麻酔件数: 

・手術実績(2023年)

 結石手術:156件

  • 経尿道的結石砕石術(TUL):130件
  • 体外衝撃波結石破砕術(ESWL):18件
  • 経皮的結石砕石術(PNL)およびECIRS:8件

 膀胱癌手術:149件

  • 経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT):141件
  • 膀胱全摘術:8件

 腎・副腎手術(主に腎癌・腎盂尿管癌):62件

  • 腹腔鏡下腎摘出術:28件
  • 腹腔鏡下腎尿管全摘術:16件
  • 腹腔鏡下小切開腎部分切除術:8件
  • 開放腎尿管全摘術:6件
  • 開放腎摘出術:3件
  • 腹腔鏡下副腎摘出術:1件

 経尿道的前立腺切除術(TURP):34件

医療機関の方へ

医療機関の方へ

泌尿器科では癌を疑われる患者様など、ご紹介に至るまでの経過やそれまでの検査結果などを十分に確認した上で、精査や治療をご相談させていただくことが多いため、新患は予約制としています。ただ尿管結石の発作など緊急を要する患者様につきましては、直接ご連絡いただければ当日でも可能な限り対応します。

研修医の方へ

研修医の方へ

JCHO仙台病院の初期研修プログラムでは、研修1年目の間に泌尿器科と整形外科のどちらか1科を選択し、2ヵ月間研修することになります。泌尿器科に少しでも興味を持っている方にとっては、早い段階で泌尿器科の診療やロボットを含めた様々な手術に触れ経験することにより、泌尿器科に泌尿器科に対する理解や興味が増すことが期待できます。また初期研修医終了後は東北大学泌尿器科の研修プログラムに参加し、泌尿器科専門医を目指すことも可能です。関心のある方は是非病院にいらしてください。