私どもの健診センターはJCHO仙台病院に併設しており、健診に引き続いて精密検査、診断、治療まで一貫した対応が可能になっています。そのため全国トップクラスの専門性を有する腎疾患の診療をはじめ、高血圧や糖尿病などの成人病への取り組みを得意としています。
最も重要視しているがん検診は、早期発見を目的として、胃、大腸、肝臓、膵臓、胆のうを消化器の専門医が診断し、超音波検査では認定検査士が早期の腎臓がんや膀胱がんを数多く拾い上げる実績を有し、日本超音波学会の指導施設にもなっています。
また、当センターの特徴は肺ドック、脳ドックや婦人科検診など幅広い健康管理のオプションを有している点です。女性に関する検診では乳がん検診、子宮がん検診を当院の専門医が院内で行っており、1日の健診の中で終わらせることができ、マンモグラフィーは4名の撮影認定を有する女性の放射線技師が行っています。
当センターでは半日ドック、一泊ドック、生活習慣病予防健診特定健診、特定保健指導、労基法に基づく健診など各種の健診を年間15,000件ほど行っています。診断はそれぞれの専門医とダブルチェックによる精度管理を行い、さらに保健師による事後管理を徹底しています。保健衛生の面では企業への産業医の派遣やストレスチェック、健診時のワクチン接種の併用、保健師の無料健康講座の派遣などを行っています。精度管理の点では外部からの評価として、人間ドック学会による施設認定のため、定期的な機能評価の査察を受け入れ更新しています。他院への紹介をご希望の際は、専門医療機関との連携を密にして、スムーズな紹介を心がけています。人間ドックでは検査ばかりの負担にならないように、お隣のロイヤルパークホテルと連携して新しいオプションを企画して行きたいと思います。新しい病院に併設されている健診センターでは、特に女性に配慮した入り易さや使い易さ、アメニティーなど様々な工夫がなされており、今後とも皆様の健康管理にお役に立ちたいと考えております。
JCHO仙台病院 健康管理センター長 加藤 太郎