移植外科インタビュー

移植外科 天田憲利副院長へインタビュー

仙台病院では、1976年より腎移植を行なっています。今日まで700例を超える実績を積み、日本有数の腎移植センターとして認知されております。献腎移植、親子兄弟姉妹間での腎移植はもとより、夫婦間での腎移植も行っております。さらに近年の免疫抑制療法の進歩により、血液型の合わないABO血液型不適合移植も積極的に行っております。
今回は、当院副院長でもあり移植外科の天田憲利先生の紹介と腎移植についてお話をお聞きしました。

[Interview1] 研修病院では外科領域全般にわたって多くの症例を勉強

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-最初に、ご出身と趣味をお聞かせください。
群馬県高崎市です。家の庭3,4坪程で花や野菜を育てています。昔は味噌も仕込んでいましたが、最近はお休みしています。音楽も好きで、学生時代は中学生の時からフォークギターを弾いていました。35歳からピアノを始め、マイペースで少しずつ楽しんでいます。




-現在の診療科を選んだ理由・きっかけを教えてください。
学生時代から外科に進もうと考えていました。研修病院では外科領域全般にわたって多くの症例を勉強させていただき、機能を改善させる手術としての心臓外科や臓器移植に魅力を感じました。研修終了時、先輩の勧めもあり移植外科に進もうと思いました。

[Interview2] 術前にさまざまな検査を行って慎重に適応を検討

-特に力を入れて診療している病気はどのようなものですか?
一般外科、消化器外科が基本ですが、とくに腎移植に重点を置いています。




-移植手術の件数はどの位ですか?
当院では、1976年5月に腎移植を開始して、今年(2011年)3月に700例を超えました。私が1989年4月に当院に就職してからは460例以上になります。




-移植を希望される方はどのような方が多いですか?
末期腎不全で腎代替療法を必要とされる方で、全身麻酔手術に問題がなく、全身感染症や腫瘍性疾患がない方々が対象となります。   全身状態が良好であれば、60歳代でも移植は可能です。また、適切なドナー(移植腎提供者)の存在が必須となります。  術前にさまざまな検査を行なって慎重に適応を検討します。詳しくは直接ご相談下さい。

[Interview3] 腎疾患を有する患者さんに対して総合的な診療体制

-移植を受けてからどの位で社会復帰できますか?
約2~3ヶ月です。




-では、受診の仕方を教えてください。
事前に受診予約が必要なため、当院の「地域医療連携室」または「移植外来」にお問い合わせください。




-診療体制について教えてください。
当院外科は、スタッフ9名に今年4月より後期研修医2名が加わり、計11名です。スタッフは、いずれも一般外科や消化器外科に加えてそれぞれの専門領域をもち、移植外科5名、食道外科、内視鏡外科、血管外科2名です。  移植外科スタッフの多くは、東北大学病院で肝臓外科にも従事していました。互いにサポートしつつ、良好なチームワークを保って診療にあたっています。




-他にアピールポイントはありますか?
当院では、腎疾患を有する患者さんに対して総合的な診療体制を整えています。腎移植については、当科は35年にわたり多くの症例を経験しており、全国でも代表的な施設のひとつです。外科全体としても、全身麻酔手術症例の約50%が腎不全患者さんであり、腎機能が低下した患者さんに限らず、心肺合併症や糖尿病など、さまざまな合併症を有する患者さんが多いのが特徴です。  これらのリスクの高い症例の全身管理には細心の注意を要しますが、そのノウハウは腎不全外科に限らずすべての患者さんの診療に活かされており、麻酔科をはじめ多くの診療科と連携しつつ診療にあたっております。診療領域は、消化器、肝胆膵、甲状腺、血管外科、腎移植など広範囲にわたっており、鏡視下手術は、胆嚢に加え、胃、大腸、虫垂、そけいヘルニア、肺、脾、さらに腎移植ドナーの移植腎採取術など、多くの分野で積極的に行なっております。また、血管外科医が中心となって創傷ケアセンターが設置されております。これらについては、それぞれ担当医よりあらためてご紹介させていただきます。
以上、天田先生への移植外科紹介インタビューを終わります。

腎移植に関するお問い合わせ先(平日15:00~17:00)
地域医療連携センター 地域医療連携室 TEL:022-275-3195 又は、移植外来 TEL:022-275-3111(代表)

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