消化器外科インタビュー

外科部長 高山 哲郎先生へのインタビュー

消化器外科は、「ひと」が生きていくのに必要なエネルギーを得るために食べた物を,消化・吸収・排泄する「消化器」に病気がおきた場合、手術によってそれを治療する診療科です。消化器は、食道、胃・十二指腸、小腸・大腸、肛門、肝臓、胆道、膵臓という領域に分けられます。一般には「外科」と表示している病院が多いのですが、当院でも同様に「外科」の中に「消化器外科」があります。

[Interview1] もう身も心もすっかり東北人

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-ご出身はどちらですか?
石川県金沢市です。人生の半分以上を東北で過ごしていますので、もう身も心もすっかり東北人になりました。




-趣味はなんですか?
ありきたりですが、スポーツ観戦が好きでベガルタ仙台や楽天イーグルスの試合を時々観に行きます。あと最近は、日頃の運動不足解消のため週1〜2回テニスをしています。




-医師になる事を決めた理由・きっかけを教えて下さい。
高校3年の時に体調を崩して約1ヶ月入院することになり、そこで出会った先生方の人柄や仕事ぶりに感銘を受けて、自分も医師になりたいと思い立ちました。




[Interview2] 内視鏡を用いた手術(鏡視下手術)が専門です

-現在の診療科を選んだ理由・きっかけを教えてください。
外科手術の成否は自分の技術のみならずチームとしての総合力が問われますので、そうした体育会系的な雰囲気が自分に合っていると思いました。あとは、実は根がせっかちなので、じっくり薬物治療をするよりも、すぐに治療効果の得られる外科手術に魅力を感じました。




-何故、仙台病院に赴任されたのですか?
腎不全外科に興味があって、と言いたいところなんですが、実際には「東北大学病院 移植・再建・内視鏡外科」に所属していて、そこからの派遣という形で赴任しています。派遣といってももう10年以上になりますが・・・。




-特に力を入れて診療している病気はどのようなものですか?
特にどの病気ということはないのですが、内視鏡を用いた手術(鏡視下手術)が専門ですので、良性疾患・悪性疾患を問わず鏡視下手術で治療できるものに対しては積極的に行っています。  もちろん鏡視下手術だけではなく、胃や大腸、肝臓や膵臓などの消化器疾患を中心に幅広く診療しています。




[Interview3] 患者さんに最善の手術を提供できるよう日々心がけています

-腎疾患を抱えている患者さんが多くいらっしゃると思いますが、どの様な点に気をつけていますか?
腎機能の低下した患者さんは、腎機能が正常の患者さんに比べて「出血しやすい・臓器組織の強度が弱い・傷が治りにくい・感染しやすい」など、身体にメスを入れるうえで不利な点がたくさんあります。また腎機能だけが低下している方はまれで、心肺機能の低下をはじめ高血圧や糖尿病など様々な全身疾患を併存している方が多く、患者さん個々の身体の状態をしっかりと把握したうえで、より一層安全な手術を心掛けています。手術だけではなく、尿の出ない患者さんでは点滴や薬剤の投与量にも細心の注意が必要です。  このような腎疾患に伴う様々なリスクをコントロールしながらの手術については、宮城県内では当科が最も経験豊富であると自負していますし、こうした日頃からのきめ細かな外科診療は、腎臓の健常な患者さんに対しても十二分に活かされているものと考えています。




-先生が行っている鏡視下手術についてお聞かせください。
胸やお腹に3~5ヶ所、3mm~12mmの小さな穴を開けて、直接手を入れずに細長い器具を使って手術する治療法です。取り出す臓器が大きければ数cmの切開を追加することもありますが、それでも皮膚を大きく切る手術に比べると傷が小さくて目立たず、術後の痛みも軽いので社会復帰が早いのが特徴で、患者さんから大変喜ばれています。鏡視下手術の適応となるのは、良性疾患では胆石症・急性虫垂炎・自然気胸・手掌多汗症・鼠径ヘルニアなど、悪性疾患では胃癌・大腸癌・転移性肺癌などです。  比較的軽症の胆石症や虫垂炎では、おへその傷1ヶ所での手術も行っています。宮城県内に二十数名しかいない「日本内視鏡外科学会技術認定医」の資格も取得しており、患者さんに最善の手術を提供できるよう日々心掛けています。ただし、先に述べた疾患でも病状の程度や進行度によっては鏡視下手術の適応とならない場合もありますので、外来を受診した際にぜひご相談ください。




-受診の仕方を教えて下さい。
外科外来は、土日・祝日を除いた月曜から金曜まで毎日診療しています。午後は手術となりますので午前8時半から11時半までの受付になりますが、緊急時にはその限りではありません。ご近所のクリニックや他院等に定期通院されている患者さんは、担当の先生からの紹介状(診療情報提供書)を持参して頂けると非常に助かりますが、紹介状がなくてももちろん受診は可能です。  移植外科・血管外科は予約制ですが、一般外科・消化器外科は予約制ではありませんので何曜日に受診して頂いても構いません。僕自身は水曜日と金曜日が外来担当日ですので、鏡視下手術をご希望の方は水曜日もしくは金曜日に受診して頂けると助かります。




以上、高山医師への消化器外科紹介インタビューでした。

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