循環器科

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 当院では、腎臓疾患、泌尿器科疾患、血管外科、腎臓移植や腰痛・仙腸関節センターを擁する整形外科などに県内のみならず遠方からも患者さんが先進的医療を求めて来院されます。手術が必要な疾患も腎不全のために当院に紹介されてきます。

 しかし、腎不全患者さんの心筋梗塞や脳卒中など心血管疾患は極めて多く、元の腎不全のみならず合併した整形外科や消化器科疾患等々の検査、薬物治療や手術をしていくことは容易ではありません。大阪市立大学の庄司哲雄准教授は文献を引きながら次のように記載しています。(循環器plus vol.14 No.7/May.2014)透析患者の心血管疾患発症リスクは1年間で1,000人当たり、心筋梗塞14.3人、脳梗塞25.3人、脳出血10.1人というデータがあり、(Shoji T,et al.Clin J Am Soc Nephrol 2011;6:1112-20)、久山町研究における一般住民の心血管疾患発症は(Kubo M,et al.Stroke 2003;34:2349-54)、1年間で1,000人当たりに換算して、冠動脈疾患3.5人、脳卒中が男性5.3人、女性3.9人なので、驚くほど高い発症リスクです。さらに透析患者さんの心血管疾患による死亡リスクは一般住民に比べて、60~74歳では虚血性心疾患で6.0倍、脳卒中で7.8倍、心不全では71.3倍も高率であった(Shoji T et al. J Atheroscler Throm 2012;19:299-20)と述べています。

 このような状況で循環器科は、心機能を中心とした血行動態をできるだけ正確に把握し、呼吸循環の複雑な病態を考えて、手術や治療が円滑に進む手助けを微力ながらしております。術前の心肺機能の評価で拡張型心筋症が見つかったり、透析中の血圧低下の原因が重症の大動脈弁狭窄症だったりすることもあります。微熱が続いて感染性心内膜炎だったこともあります。必要に応じて東北大学病院循環器内科をはじめとする不整脈や肺循環などの専門分野の病院に紹介しております。

 時々例えば、自分は整形外科の手術を受けに来たのに何で循環器科に回されたんだろうと怪訝な表情の患者さんもいらっしゃいますが当院ならではの特殊な事情があるのです。

 また、今後の方針が決定し、安定している患者さんには、近くの通いやすい診療所等にいつでも紹介しています。

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